Q1 墓石の材質はどんな石を使っているの?

A1 一般的には御影石(花崗岩)があります。

   日墓石に使われている石材は、硬く、火や風に強く、短年月で
    変質・変色するものは使いません。また、磨くと光沢が出る性質の
    石がベストです。
   一般的に使われている石材としては、御影石(花崗岩)、
    黒御影石(ハンレイ岩)、安山岩、閃緑岩などがあります。
   色としては、黒色系、青色系、赤色系、白色系、などいろいろですが、
   濃色系のほうが比較的硬質です。




Q2 墓石の良し悪しは何が違うの?

A2 耐久性が高い石が良い石です。

    墓石の基本は何と言っても、「耐久性」です。
   キズやムラがなく、均一で硬度が高く、キメが細かく、
   水を吸いにくい石がベストといわれています。

   最近は、外国製が多くなっていますが、外国産の石だから
   といって、品質的に国内産に劣るというわけではありません。



Q3 墓石の色は何色がいいの?

A3 基本的にはどんな色でもかまいません。

    一般的には、白系統、黒系統、赤系統が使用されています。
   
   黒い石は太陽の光で熱をもってしまい、故人が安眠できないとか
   赤系統は血液や炎の色なので、墓石にはふさわしくないという
   俗説もありますが、どちらも俗説なので、気にする必要はありません。

   関西では、白系統、青色系統が好まれています。
   (※関東では、黒色系統が好まれています。)





Q1 墓地選びのチェックポイントは?

A1 墓地は生涯に何度となく訪れ、また将来自分もそこに
    眠るわけですから、お墓参りや、仏事にあたって子供や
   親戚、友人たちが訪れやすい場所であることが重要です。

    墓地選びの基本は「立地の良さ」が一番です。
    「立地」とは、
    @墓地までの距離
    A墓地までの交通手段
    B墓地の地形
     (山頂にないか、坂道や階段は多くなりか?)
    C墓地の環境
     (日当たりは良いか?周辺は騒がしくないか?)
    D墓地周辺の環境
     (隣接地にゴミ処理場や汚水処理場、タイヤ廃棄場などがないか?)




Q2 墓地の管理体制の何をチェックするのか?

A2 自分にとって、必要な設備が用意されているかどうか。

    管理事務所、トイレ、水汲み場、休憩室、法事会館、
    生花・線香を売る売店、 駐車場など、すべてが整っている墓地は
    多くはありません。
    その他、
    ・園内道路は歩きやすいか、車椅子は通れるか?
    ・墓地や墓石の十分な清掃はなされているか?
    ・植え込みや芝生の手入れはされているか?
    ・墓地用具の整理・整頓はされているか?
    ・管理責任者は常駐しているか?
    ・係員の対応は親切か?

Q3 墓地の譲渡はできるのか?

A3 お墓を誰かに譲渡することはできません。

    使用者がお墓に対して、持つ権利とは、所有権ではなく、
    永代使用権に過ぎないからです。
    公営・民営・寺院などを問わず、すべての霊園は譲渡を
    認めていません。
    また、「又貸し」なども許されていませんし、墓地を勝手に
    処分することは一切禁止されています。

Q4 墓地が不要になったらどうすればいいの?

A4 霊園側に返すことになります。

    他の墓地を手に入れたり、改葬したりして、墓地が不要になった
    ときには、霊園側に返すことになります。
    墓石などを完全に撤去し、お墓を建てる前の状態(原状復帰)に
    戻して返さなければなりません。

    霊園の規則により、多少は違いますが、ほとんどの霊園で、
    原状復帰が基本となっています。
    また、永代使用料は、ほとんどの霊園で戻ってきません。




Q1 他人でも墓に入ることはできるのか?

A1 お墓の承継は、親族にしか認められていません。

    墓地を承継(お墓を引き継ぐこと)は、民法で規定されていて、
     「祖先の祭祀を主宰すべき者」とされています。
    祭祀を主宰すれば誰も墓を承継できるかといえば、そうではありません。
    都内などの霊園の規定では、
    「六親等内の血族、三親等内の姻族に限られる」とあります。
    民営の霊園の場合も同じような規定が多いので、これ以外の人は、
    承継の権利がないともいえます。

Q2 承継には優先順位があるの?

A2 親が亡くなれば、長男、次は次男というのが一般的です。

    普通の相続の場合では、子供すべてに財産が平等に分配されますが、
    墓地(祭祀財産)の場合は、優先順位があり、直系の男子、長男が
    承継することが一般的になっています。

    次男がお墓を承継するためには、長男の同意が必ず必要になります。
    同じように、女子や男子の同意が必要になります。
    
    ただし、墓地の持ち主が亡くなったとき、生前に遺言書を残しており、
    その中で、「祭祀の承継者」を指定していた場合には、指定された者は
    墓地を承継することができます。指定される者は、財産の相続人や 
    親族である必要はなく、友人などの他人でもかまわないとされています。
   (※霊園によっては、血族や姻族以外の墓地承継を認めないという規定が
     あるところもあります。)

Q3 お墓には税金がかかるの?

A3 非課税です。

    お墓は買っても、相続しても、すべて非課税です。

    家や土地を買ったり、相続したりするときに生じる不動産取得税、
    固定資産税、相続税などは一切かかりません。    

    ただし、墓石を購入する際の消費税だけは支払わなければなりません。

Q4 一人娘が嫁いでしまい、今のお墓の跡継ぎがいません。
   どうしたらよいですか?

A4 嫁いで姓が変わった娘さんでも、お墓の跡継ぎになることはできます。

    そもそも墓地の購入は、一般の不動産購入とは違い、所有権の取引ではありません。
    人に貸したり、転売したり出来ないのはそのためです。
    お墓を建てて、未来永劫ご利用いただく権利、つまり永代使用権の取引になります。
    この永代使用権は、戸籍等で続柄が証明できる方に、
     代々引き継いでいただくことが可能です。

    ですから、娘さんが嫁いで姓が変わられたとしても、お墓の『永代使用権』
    を娘さんが継げば続けてご利用していただくことができます。

Q1 庭にお墓は建てられないのか?

A1 建てられません。

    いくら広い庭があっても、勝手に埋葬することはできないと
    「埋葬法」で決められています。
    所有の山林の場合でも同様です。
    埋葬できる場所は、「都道府県知事の許可を受けた墓地」だけ
    となっています。

    ※墓地が許される3つの条件
     @海・川・沼からの距離が200M以上
     A病院・住宅・学校などからの距離が100M以上
     B飲料水を汚染しない土地

Q2 土葬は許されるのか?

A2 埋葬法では、土葬も許されていますが・・・。

    埋葬法では、土葬も許されていますが、
    実際的な問題としては、墓地の敷地だけでなく、衛生面の問題からも
    土葬は困難になっています。
    特に、都市部などでは、土葬を禁じる条例をもつ自治体の数は多く、
    ほとんど不可能になっています。

Q3 墓地に埋葬しなければならないのか?

A3 決まりはありません。

    法律では遺体の火葬は義務づけられていますが、
    遺骨については、埋葬場所が決められているだけです(※Q1)

    つまり、遺骨のまま自宅に安置していてもよいですし、
    寺院などに預かってもらっていても、法律的には問題はありません。




Q1 墓石の値段はどのように決まっているの?

A1 採石量などにより決まっています。

    墓石は、産地や等級などにより、価格にかなり差があります。
    等級には普通材、中級材、上級材、特上級材などがあり、
    もっもと高価といわれる「庵治細目石」 特上級材料は、墓石が、
    300万〜600万ともいわれます。
    しかし、低価格の石は、30万程度でも求められます。
    石は基本的には、耐久性に富み、磨くと光沢の出るものが高価ですが、
    品質だけで決まるのではありません。
    希少価値のある石、1つの原石から少ししか墓石ができない石は
    高額になります。




Q2 費用が足りず、すぐにお墓を建てられない場合はどうすればいいの?

A2 一度お店にご相談ください。いくつかの方法があります。

    一度、当店にご相談くださいませ。
    また、すぐには無理だわというお客様も、 いくつかの方法があります。

    @費用の安い墓地を探す。
      →一度、お店のスタッフにご相談くださいませ。
        お客様の宗派に合わせて、いくつか墓地をご提案させていただきます。

    A段階的にお墓を造る。
     →  1)墓地の入手
         2)カロートを造る
        3)外柵を造る
        4)墓石・花立を造る
        5)墓誌などを立て完成。
     のように、墓地を購入した後に、一度にすべての墓石をそろえず、
      納骨棺(カロート)の工事をすれば遺骨を納めることができるので
      お墓の機能としては問題はありません。

      墓地だけを求め、墓石は後で・・ということは現実的には難しいと思います。
      公営墓地は一定期間内(東京都の場合では3年)に納骨しなければなりません。
      民営墓地でも、1、2年以内に建墓する義務がある霊園がほとんどです。
      そのため、カロート部分だけは先に完成させ、墓地としての機能を持たせる
      必要があります。その後の墓石建設などを含めて、
     にお気軽にご相談ください。

     B遺骨を保管しておく。
      お墓が建てられるまで、自宅で保管しておくのもよいですが、
      菩提寺や 納骨堂で保管してもらう方法もあります。
      いつまでに埋葬しなければならないという決まりはありません。
      自宅で意識的に保管をすることを希望し、7回忌ころに建墓する人もいます。



Q3 お墓を建てる人は決まっているのでしょうか?
   墓地・墓石の建立費は実家に住んでいる人間が
   出さなければいけないという決まりはあるのでしょうか?
    「長男が出す」のが常識という人もいますが・・・。

A3 決まりはありません。
   墓所の使用名義人が指定した人であれば親族以外でも承継は可能です。

     お墓の建立費、承継者に関して、風習や習慣で長男が建てていたり、
     継いでいたりする事が多いですが、決まりはありません。




Q4  現在お寺さんにお墓があります。最近、このお寺さんの寄付金負担が
    大きくなり、このままだと支払えなくなってしまいそうです。
    どうしたらいいでしょうか?     

A4 まずは、住職さんか檀家総代をされている方に相談してみてください。

     墓地お寺さんとしては寄付金も戴けず連絡も取れずという状態が
     長く続きますと、 現在のお墓を撤去し無縁墓に移されることが多いようです。

     基本的には連絡を絶やさずお墓参りもきちんと行っていきながら、
     住職さんに事情を説明してご相談されるのがよいかと思います。

     また、日ごろのお付き合いの程度によりますが檀家 総代をされている方に
     相談するというのもよいでしょう。

     ただ、檀家制度というのは檀家の皆さんでお寺の維持管理を行って
     いこう・負担していこう というネットワークですので檀家さん同士での負担の
     不公平感が出てしまいますと何かとトラブルの元になってしまうようです。

      最近はお寺さんによっては永代供養墓を用意されているところも
     増えておりますのでそういったお墓の利用も含めて
     ご検討・ご相談されてはいかがでしょうか。

Q5 納骨の際のお布施の費用はいくらくらい?   

A5 寺院によってさまざまですので、直接寺院さんに御相談ください。

    法要には、僧侶による読経とその後の会食がある場合があります。
    会食の費用とは別に僧侶への「お礼」が必要となります。
    白い角封筒に、「お布施」と書いて渡します。

    金額は、ほかの法要と併せたときには少し多めに します。
    また、僧侶が出張して来てくださった場合や、会食に参加しない
    ときにも多めにします。
    ※僧侶が会食に参加しないときは「お膳代」として、別途包む。


Q6 墓地の「管理費」の目安はいくら?     

A6 公営墓地の場合、約4000円前後/年が目安です。

    管理費は、公営墓地でも民営墓地でもあまり大きな差はありません。
    公営墓地の場合は、約4000円前後が目安ですが、
    価格は墓地の大きさに比例して変わるところもあります。
    1年分をまとめて払うのが原則ですが、霊園によっては20年分前納という
    ところもありますので、確認が必要です。

    民営墓地の場合は、墓地の大きさによって千差万別です。
    


 

 


Q1 神式のお墓を建てるにはどこに建てたらよいか?

A1 公営墓地か民営墓地になります。

    神道では、死をけがれたものと考えています。そのため、
    神社は墓地を所有していませんし、神社内で葬儀を行うことは
    ありません。
    とはいえ、神道だからといって、古代のように、遺体を野原に
    放置するわけにはいきません。火葬をして、墓地に埋葬する
    わけですが、寺院墓地ではほとんど引き受けてはくれません。
    そこで、墓地を設ける場合は、公営墓地か民営墓地ということに
    なります。

Q2 神式のお墓は仏式のお墓とどこが違うのか?

A2 大差はありません。

    神式のお墓の基本的な構成は、仏式と大差はありません。
   
    墓石、納骨棺、境界石、玉垣、花立、霊標などです。
    また、神式では、お焼香の習慣がないため、香炉は必要ありません。

    玉垣には、板玉垣、角玉垣、黒木玉垣などがあり、墓所を囲む
    ように造ります。もとは、神社の神域を護る意味がある重要な
    垣根です。
    
    墓石は、角柱型が基本で、仏式と異なり、台石の上に乗せる
    棹石は上に向かって、細くなる形をしています。上部は角錐型
    になっていることが多いようです。

Q3 キリスト教のお墓を建てるにはどこに建てたらよいか?

A3 教会の墓地に入るか、公営墓地・民営墓地になります。

    キリスト教では、付属墓地を持っている教会は多くあります。
    しかし、近年では墓地不足は教会にもおよび、墓地を持たない教会
    が増えているのが現状です。

    教会関連の墓地に入ることができない場合は、公営墓地か民営墓地
    に入ることになります。

Q4 キリスト教のお墓はどんな墓?

A4 キリスト教のお墓には、必ず十字架が取り入れられています。

    特別な決まりはありませんが、唯一の特徴としては、
    なんらかの形で、十字架が必ず取り入れられています。

    墓碑銘・付属品などに特別な決まりはありません。
    芝生の上に白い十字架だけとか、オルガン型、横長型などが
    一般的になっています。
    正式のキリスト教の墓は、単独墓で、教会墓地では「●●家の墓」の
    ような合祀墓はありません。
    碑名を入れる場合は、クリスチャンネームを入れます。

    ※最近では民営霊園で、キリスト教の合祀墓も見られます。




Q1 うるう年にはお墓を建てるといけないの?

A1  うるう年は全く建墓に関係ありません。

     昔、台風や太陽の日食を、天変地異と恐れていたなごりで、
     うるう年すら、 人の心には異変ととられ、
     一部の地方によっては言い伝えとして残っていたようです。

     昔は土葬ですから、うるう年でも、 埋葬し碑を建てていたのですから、
     うるう年は全く建墓に関係ありません。
 




Q2 お墓はいつ建てたら良いのか?

A2 決まりはありませんが、1周忌をメドにする方が多いです。

    法律的にも、宗教的にも、遺骨をお墓に納める時期の決ま りはありません。
    とはいえ、あまり長く自宅におくのも考えも のです。
    お墓を建てるなら、一周忌をメドにすると「開眼法要」も 同時にでき、合理的です。
  
    時間があると、じっくりと墓地選び、石選びができます。
   それが無理ならば、出来れば三回忌までには建立したいものです。
   それ以上長くなるようでしたら、寺院や公営の納骨堂などで、一時的に預かってもらう
   ほうが よいでしょう。

Q3 お墓はどの方角に向けたらいいの?

A3 お墓の向きは供養に関係ありません。

    日当たりが良ければ良いので、お墓の向きは供養に関係 ありません。
    ただ、それぞれに考え方があり、
    例えば、
   ・ 南向きは正面へ常に日が当たって良いとか、
   ・東向きは朝日が心地 よいとか
   ・ 西向きは宗旨のお考えで西方浄土に向いて良いとか
   ・ 家の方角に向いているとご先祖様が 守ってくれそうだ
    など、それぞれの方のお考え、お好みに応じて選ばれます。

Q4 墓相の良し悪しは?

A4 墓相は迷信の一種でもあり、気にすることはありません。

    墓の形や色、置かれている状態などによって、墓の持ち主・家族の
    吉凶に影響を与えるというものが墓相です。
   基本的には、故人の霊が大自然に同化でき、自由に成仏できる墓が
   良い墓相とされています。
   墓相は、昭和初期くらいから盛んになった考えで、仏教の教えとは、
   何の関係もありません。
   墓相自体も、たとえば黒御影石が良いという墓相家もいれば、反対に
   凶相という人もいます。
   つまり、墓相とは迷信の一種ともいえるわけで、とくに気にすることはありません。

Q5 分骨は縁起が悪いのか?

A5 分骨を批判する人がいますが、縁起が悪いということはありません。

    遺骨をバラバラにすると成仏できないとか、子孫にまでたたり≠ェ
   あるなどといって、分骨を批判する人もいますが、
   これは迷信を信じる人の言い分に過ぎません。
   それどころか、仏教の教えでは、「分骨」は高貴な行い≠ニさえ
   考えられています。
   お釈迦様が亡くなったとき、その遺骨を8人の高弟に分骨し、それが
   八大霊塔に祀られ、寺院の起源になったといいます。

Q6 お墓を移すと不幸になる?

A6 根拠のない俗説ですので、根拠がない考えです。

    分骨の話と同様で、「お墓を移すと不幸になる」という説は、
   ほとんど根拠のない俗説です。

   墓相鑑定家と称す人の中には、お墓を移すと不幸になると主張する
   人もいます。理由として、「住み慣れた家を離れるのは誰でも寂しい
   もので、先祖の霊も同じ」とか「移るときは広さを変えず、墓地の形も
   同じにしなければ不幸を招く」などと脅す人さえいるそうです。
   
   お墓を移転するのは、遠い田舎から近所に移すなどの理由がある
   からで、使用者にとって、よりお墓が身近になるわけですから、
   先祖の霊が喜ばないはずがありません。

Q7 仏滅でもお墓参りしてよいのか?

A7 よいです。

   「仏滅日」は、勝負なし日といって、もともとはバクチ打ちが縁起をかついで、
   この日だけは勝負をしなかった日だとも言われています。
   ですから、本来仏教の教えとは一切関係がないものです。

   このような俗言にまどわされて、お墓参りの日を左右されないことが大事です。




Q1 「戒名」とは?

A1 仏教において在家の信者が守るべき基本的な五つの
   戒(いましめ)、五戒(ごかい)があります。
   この戒めを受けることを授戒(じゅかい)といい、
   授戒を受けた人間を仏教徒と称します。
   そして、その証として戒名(かいみょう)が与えられるわけです。

    仏教において在家の信者が守るべき基本的な五つの戒(いましめ)、
    五戒(ごかい)があります。
    この戒めを受けることを授戒(じゅかい)といい、
    授戒を受けた人間を仏教徒と称します。
    そしてその証として戒名(かいみょう)が与えられるわけです。
    戒名は死ぬともらえる名前ではありません。
    キリスト教徒の多くは生前に、クリスチャンネームをもっています。
  

    「五戒(ごかい)」
    不殺生戒(ふせっしょうかい)
     ・・・・・ 生き物を殺してはいけない。

    不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
     ・・・・・ 他人のものを盗んではいけない。

    不邪淫戒(ふじゃいんかい)
      ・・・・・ 自分の妻(または夫)以外と交わってはいけない。

    不妄語戒(ふもうごかい)
      ・・・・・ うそをついてはいけない。

    不飲酒戒(ふおんじゅかい)
      ・・・・・ 酒を飲んではいけない。




Q2 離婚した妹は、実家の兄の墓に入れるか?

A2 実際には入ることができます。

    「埋葬法」には、お墓に誰が入るかといった規定はありません。
    民法上では、「慣習に従って」行うことになっています。

    妹は離婚して、夫の籍から抜けているので、夫の家の墓には、
    常識的な意味では入れません。
    ただし、妹の兄が承継している墓、つまり実家の墓に入ることは、
    親族で異議を唱える人がいなければ問題はありません。

    要するに、そのお墓を守る人たちの合意が一番大切なのです。


 


Q3 一人っ子同士が結婚した場合はどうすればよい?

A3 「両家墓」という墓があります。

    一人っ子同士が結婚し、結婚した各自が自分の実家のお墓を
    承継するのも大変なので、1つに合体させてしまうという「両家墓」
    というのがあります。
    2つの家名を横にならべて、刻むことになります。

    しかし、最近では「絆」や「愛」など両家に共通する言葉を選んで、
    墓誌に故人の名前を刻むケースも多くなってきました。
    なぜなら、孫の代もまた一人っ子同士の結婚ということも考えられ、
    家名が刻まれていると、不都合になるからです。
    墓地は、宗教や宗派を問わないところがよいでしょう。




Q4 ペットと一緒のお墓に入りたいのですが・・・。

A4 寺院墓地ではほとんど認められていませんが、
   霊園ではいくつかの所で、できるところがあります。    

   方法として、ペットの遺骨を「副葬品」として埋葬する方法と、
   飼い主とペットが一緒に埋葬されるという方法があります。
   「副葬品」であっても、公営墓地の場合は認められていません。
   
    民営墓地で、埋葬できるところもいくつかあります。
    ・町田いずみ浄苑フォレストパーク(東京)
    ・動物総合祭典センター(大阪)
   
    ※ペットが先に死んだら、先に納骨してくれます。



Q5 改葬後、撤去された墓石はどうなるの?

A5 粉砕され、戒名など彫刻は一切残りません。

    墓石は粉砕され、ほかの用途に使われるケース(工事用など)も
    ありますが、戒名など彫刻は一切残りません。




Q6 「永代供養墓」とは?

A6 管理運営する側に永代にわたって管理・供養をしてもらうお墓です。

    行き倒れ人、身寄りのない人が死亡し、その当時の行政当局によって
    荼毘にふされ、その遺骨をお寺の納骨堂や墓地などに預けて、
    無縁墓として、永代供養(読経)をお寺に依頼することは古くから行われて
    いました。

    しかし、今日の永代供養墓は、最初から継承されていくことを期待せず、
    管理運営する側に永代にわたって、管理と供養をしてもらうお墓のことで、
    従来のものとは、まったく違う新しいお墓の形態なのです。
    ですから、生前に申し込むことができます。

    管理運営する側は、収骨された建物や建造物を保守し、供養としては
    お盆やお彼岸などに合同で法要を行います。

    この永代供養墓は、合祀墓、永代納骨堂、倶会一処墓、合葬式墓所、
    永代祭祀塔などとも呼ばれ、その大半が寺院によって開設されています。

    



店頭にて「よくある御質問Q&A」 発信中!

(↓谷石材店の店頭の太田道沿いに飾っています。)